あれ?これで終わりなの?(TIME TRAVELERS)

 PS Vita版の「TIME TRAVELERS」にて、19時台のシナリオクリア後に解放される「みこと」ルートを遊んでみました。

 が…、「みこと」ルートでタイムトラベル物として盛り上がるのだと思っていたら、特に盛り上がりも無く終わってしまいました。
 そして、青髪のキャラクターが「どこでもドア」をバックに再登場とか、「ドラえもん」ネタしたかっただけですか…。(以降、青髪の人を「ドラえもん」と記載。)

 うーん、TIME TRAVELERSのストーリーって、これで終わりなの?
 19時のシナリオクリアでループ構築が完了したので、ここからタイムトラベル物の面白さを感じれる本編シナリオが始まると思ったんですけどねぇ。

 ループ系タイムトラベル物の面白さって、次のような要素だと思うのです。

1) ループする時間の監獄から抜け出す方法の発見
2) ループから抜け出す事により起きる問題との葛藤
3) 2)の問題を解決する事によるカタルシス

 残念ながら、TIME TRAVELERSでは上記要素が次のようになります。

1) 「ドラえもん」が知っている。
2) 「みこと」の中で自己完結。
3) 無い。「ドラえもん」が出てきて、フラグ構築して終了。

 なんというか、「ドラえもん」出しときゃ良いだろ的な感じで、出来の悪い打ち切り漫画みたいな終わり方。
 しかも、シナリオ中で「みこと」と「ドラえもん」の関係描写が少なすぎて、あのシーンで「ドラえもん」が出て来ても何の感動も無いという…。

 世界設定とかループ構築の舞台設定は凄く良く出来てるのに、シナリオが面白くなっていく部分をザックリ切り捨てちゃった感じで凄く残念です。

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